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検索エンジンの評価の仕組み(1):基本

Googleをはじめとした検索エンジンは、毎日、次のような仕事を行い、表示順位を決めています。
1.インターネット上にあるWebサイトのページを自動的に収集する
2.集めたページを調査・分析する
3.それぞれのWebサイトを評価する

今回から、2.と3.にスポットを当てて、検索エンジンの評価の仕組みについて詳しく学びましょう。少し難しそうに感じるかもしれませんが、この仕組みを知っておきさえすればSEO対策の近道ができます!がんばってみていきましょう。

・何が評価されるのか?

まず、検索エンジンは次のふたつの要素で評価をおこないます。

A.検索対象となるWebページそのもの。

(=「内部要因」と呼びます)

集めたWebページのHTMLファイルの内容(テキスト)を解析し、キーワードとの関連性などを調べます。具体的には、HTMLファイルのテキストを読み、単語に分解し、その単語ごとに出現頻度や出現場所などを調べていきます。

B.そのWebページとほかのWebページとの関係性。

(=「外部要因」と呼びます)

あるWebページがほかのWebページからリンクされているかを調べます。基本的には多くリンクされているほど、そのページは「人気がある」「信頼されている」と評価します。

次回は「内部要因」について詳しく説明します。(つづく)

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ドメイン名を取得するときのポイント

新規サイトを構築する場合、ドメイン名(www.mycom.co.jp等)も新たに取得することになります。WebサイトのURLも検索エンジンの表示順位決定に影響するといわれています。以下のことに気をつけて決めるとよいでしょう。

1.検索キーワードを含める。
2.URLの長さを短くする。
3.アルファベット順の早いものにする。

<解説>
1.ドメイン名に検索キーワードが含まれていたほうが検索エンジンの評価が高いをいわれています。ただし、これは検索キーワードが「英語」で情報検索され る場合に効果があります。(例えば、SEOコンサルティング企業の場合、検索キーワード「seo」・ドメイン名「www.seo.com」など)

2.URLの文字の長さも影響するといわれています。ドメイン名やサブディレクトリ名(www.mycom.co.jp/xxxx/)も短めのものにした方がベターです。

3.上記2.が同じ長さであるとき、アルファベットの昇順で並びます。

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SEOの具体的な手法

SEOの手法には、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。現在、多くの検索エンジンサービスは、下記の2つの基準でWebページを評価し、順位を決めています。
<検索エンジンの評価基準>
A.あなたのWebページそのもの
B.あなたのWebページと他のWebページとの関係性

この基準にあわせて、SEOの手法も大きく2つに大別されます。

<SEO対策(A.)>
まずは、ユーザーが指定するであろうキーワードが、Webページに掲載されていることが基本です。しかし、競合するページが多く存在する中で上位表示させるには、さらなる対策が必要です。主なものとしては、
・キーワードの掲載量を増やす
・キーワードをWebページ内の適切な位置に配置する
・Webページ内でキーワードを含むリンクを増やす   ...などがあります。

<SEO対策(B.)>
あなたのWebページがほかのWebページから多くリンク(*注1)されていれば、検索エンジンサービスはそのページは人気があり、信頼されているという判断をします。この対応として、
・ほかのWebページからリンクを、ある程度の量を想定して張る
・ほかのWebページからリンク指定されているテキスト(*注2)にキーワードを含める

...などを行っていきます。

(*注1)他のWebページからのリンクを被リンク(バックリンク)と呼びます。
(*注2)HTMLデータ内で、a要素によってリンクとして定義されているテキストデータなどのこと。

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SEOのメリット

一般の広告と比較しても、SEO対策がもたらしてくれるメリットはとてもたくさんあります。

1.効率のよい広告ができる。
ネット上で検索しているユーザーは、すでに商品の購買を検討している人が多く、顧客となる可能性が高いのです。そのため、たいへん効率のよい宣伝効果があります。

2.コストが無料で、長期掲載!
実際の広告では『長期間の露出』=『期間相当のコスト』が必要です。
これに比べてSEO対策では、かなり低予算で『長期間の露出』を実現することが可能です。その理由は、SEO対策を行い、いったん上位表示されれば、その後は比較的長期にわたって、上位を維持することができるからです。

3.企業の信頼性があがる。
検索サイトでの上位表示は、スポンサー企業などが広告代を支払って行うものではありません。したがって、うわべの認知度だけでなく、「多くの人に指示されている」と認識され、質のよい信頼性が高まります。

このほかにもさまざまな相乗効果があります。
例えば、Webサイトが多くの人の目に触れることによって、自分のWebページ上でリンクを張ってくれるユーザー、ソーシャルブックマーク(*注)などに登録してくれるユーザーもいるでしょう。マスメディアなどの編集者の目にとまり、記事として取り上げらる可能性もあるのです!

(*注)よく使うサイトのアドレスを登録しておく「ブックマーク」「お気に入り」をネットワーク上に保存し、他のユーザと共有するサービス

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SEO(エスイーオー)って何?

*SEO(エスイーオー)…Search Engine Optimizationの略語=「検索エンジン最適化」

SEOとは一体何でしょうか? 具体的な例をあげてご説明していきましょう!
あなたがスキューバダイビングのスクールを開いており、そのWebサイトを公開しているとします。そこにたくさんのユーザーに訪れてもらうには一体どうすればよいでしょうか?

Webサイトを公開しているだけでは、ユーザーがあなたのサイトのURLをあらかじめ知らない限り、訪れてくれることはほぼ不可能といえるでしょう。
ユーザーの多くは、インターネット上の検索サイト(Yahoo!JapanやGoogleなどが有名ですね)を利用して、「今ほしい情報」を探します。

では、ユーザーが「スキューバダイビングライセンス」といったキーワードで検索したときに、もし、あなたのWebサイトが検索結果ページの上位にリストアップされれば、どうでしょうか?あなたのWebサイトを訪れてくれる可能性が一気に高まります!!

このように、提供したい情報がインターネット上の検索サイト(Yahoo!JapanやGoogleなど)の検索結果ページ上に、適正にリストアップされることを目的に、WebサイトおよびWebページに対して行うさまざまな対策・手段のことを、 SEO=「検索エンジン最適化」 といいます。

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セマンティックWebは何の役に立つのか

(前回RSSフィードとCMSの可能性2:セマンティックWebからの続き)

では、セマンティックWEBは企業にとってどのような利用価値があるのでしょうか。
仮に、全てのWEB上の情報がXMLに基づいたセマンティックなものになったと仮定しましょう。

全てのデータにラベルがついていると考えると、WEB全体が一つの巨大なデータベースとして出現します。例えば、<商品名>みかん10kg</商品 名>というタグ、商品名を表す共通の仕様があれば、「みかん10kg」という商品を扱うショップが一概に表示できるわけです。ということは、世界で一番安 いみかん10kgを用意に見つけ出すことができます。或いは、他の属性、<原産地><送料>なども鑑みて、検索ができるかもしれません。

つまり、最大のメリットは、機械が読むことにより、最終的に人間が使いやすいということなのです。お客様が検討の対象としてくれやすくなる、ということです。逆にいえば、セマンティックWEBに参加できない企業は、取り残されることになるともいえるでしょう。

機械が読みやすいということは、検索エンジンのロボットにも当然読みやすくなりますから、インデックス性が向上します。即ち、XMLベースでWEB コンテンツを配信することは、検索エンジンに最も最適化された形態であり、SEOに最も相応しい(というか最初からSEOができた)コンテンツであるとい えます。

RSSのような形態ですと、メールマガジンの代わりに使う、ということがまず考えられます。お客様からすれば、SPAMメールなどが来る心配がない、登録、変更、解除も自分側の都合で(解除ページやパスワードを探さなくても)できる。
企業側からすれば、個人情報(メールアドレス等)を保持する必要がなくなったり、誤送信の心配から開放されます。またメール配信システムからも開放されます。コストダウンとコンプライアンス面でのメリットが期待できます。
とはいっても、パーソナライズされたサービスを提供したい場合には、パーソナライズされたRSSフィードの提供により、プライバシーをうまく保持しながら、オプトインをはじめとした個人に最適化された情報を提供することも可能です。

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RSSフィードとCMSの可能性2:セマンティックWeb

さて、RSSのお話をする前に、その前提となるテクノロジーであるXML、そしてXMLをWEBに適用し、RSSとして普及させることの狙いである、「セマンティックWeb(semantic web)」について知っておいた方が良いでしょう。

セマンティックWebとは、その名の通り、「セマンティックな(=意味的な、意味構造の)Web」ということです。これはどういうことかというと、従来のHTMLで表現されるWebと対比してみると良いでしょう。

  • セマンティックWeb(XML):意味構造を記述
  • レガシーWeb(HTML):文書構造を記述

なんだかわかったようなわからないような(笑)、そんな感じがしますね。

HTMLは、Web標準を厳格に適用する(XMLベースのXHTMLを利用する)ことで、ある程度文書構造を作り上げることに成功してきました。具体的なタグの記述でいえば、

<h1>大見出し</h1>
<p>大見出し本文</p>
<h2>小見出し</h2>
<p>小見出し本文</p>のようなものです。これら、HTMLのタグは、「これは文書の見出し」「これは文書の本文」「これは文書の箇条書き」といった、いわゆる「文書構造」を表記することができたわけです。
ところで、以下のように、ある商品を説明している例を見てみましょう。

<h2>新商品「メガサプリメント」</h2><p>この新商品の「メガサプリメント」は、発売以来、絶大な人気を・・・</p>

<li>こんな方におすすめ:疲れやすい、食欲がない</li>
<li>内容物:メガ草抽出エキス、他</li>
<li>内容量:350g</li>

私たちには、「商品名」「解説文」「対象者」「内容物」「内容量」といった、それぞれの意味がわかります。しかしながら、コンピュータにはわかりよ うがありません。唯一わかるのは、XHTMLで指定された、文書構造のみです。そう、h2やp、それにliで示された、見出しやリストといったもので す。

一方でセマンティックWEBでは、XMLを利用して、「意味構造」を記述していきます。わかりやすくいえば、例えば

<対象者>疲れやすい、食欲がない</対象者>
<内容物>メガ草抽出エキス、他</内容物>
<内容量>350g</内容量>

(実際セマンティックWebで使われる表記とは異なります)
こんな形であれば、コンピュータは<内容量>で囲まれた内容が、内容量を指すものであることが理解できます。
このように、セマンティックWEBとは、人間だけでなく、機械のためのWEBといえます。

セマンティックWEBの基本的な意味について知りたい場合には、以下のようなサイトを参考にするとよいでしょう。

http://marketing.mitsue.co.jp/archives/000058.html
http://www.kanzaki.com/docs/sw/
http://ja.wikipedia.org/wiki/Semantic_Web
http://www.net.intap.or.jp/INTAP/s-web/
http://www.jagat.or.jp/story_memo_view.asp?StoryID=9189

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mysqlとは

mysqlとは、データベースシステムの一種です。

データベースとは?という方のために、超わかりやすく説明しますと、Excelでよく住所録のような表を作りますが、あの表をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
で、Webでどう使うかというと、その表から、「加藤さん」のデータのみを抽出してWebページに表示する。「次へ」ボタンをおすと、加藤さんの次の行の 山田さんのデータを表示する。といった、「動くWebページ」を実現するために、もとのデータを格納・管理しておくソフトだと思っていただければよいで しょう。

mysqlの良いところは、これまた超わかりやすくいうと、「タダ」であること。世界中の多くの人が無償で開発にかかわり、常に進化を続けているこ と(OSS=オープンソースソフトウェア、ちなみにオープンソース=無料、フリーウェアとは限らない)です。Webサイト構築をはじめ、業務システム等で 広く使われています。

もっと知りたいかたは、こちらをご覧下さい。

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