Lazy Loadの画像について

Lazy Loadとは、ユーザーがサイトにアクセスした時点では画像を読み込まず、その画像が表示されている画面までスクロールした段階で画像を表示させる技術のことである。

Lazy Loadにする目的は、サイトの読み込み速度を上げるために、スクロールした時点でレンダリングを行う、という点にある。

しかしこの仕様はSEO的には不利に働く可能性も秘めている。

なぜなら、検索エンジンがクロールする際には、ユーザー行動と異なり、サイトにアクセスした段階で画面全体を一括で読み込むため当該画像が表示されない状態でクロールされる可能性があることが上げられる。

この問題は大きなマイナス要因にはなりえないと考えられるが、最善を施すためには対応しておく必要もある。

実際にBotがレンダリングできているかを確認する方法としては Fetch as googleでレンダリングの際に、画像が正しく表示されずに真っ白になっている場合は今回の例に該当する可能性がある。

対応策としては、Botがクロールできる別のLazy Loadを設定する、あるいは普通にHTMLに画像を埋め込むかのどちらかになる。

EFOとは

EFOは、エントリーフォーム最適化の略語であり、主にWebサイト内の入力フォームをユーザーが扱いやすい用に最適化することを指す。

入力フォームはWebサイト内の重要な役割を担っていることが多く、その通過率がダイレクトに売上やお問い合わせ数に関わってくることから重要視されている。

フォームの通過率を上げるには、現在は多くの要素があり、そのサイトの利用目的ごとに大きく異なる。

入力エラーがあった際にはエラー表示を入力段階で表示してくれるものや、必須項目の残数を表示してくれるもの、フォームそのものが可変的に変わり、ユーザーによって入力項目を減らせるもの、あるいはメール送信と併用して通過率を上げる目的のものなどが見られる。

目的がダイレクトなレスポンスであるWebサイトには欠かせないフォームを自社にとって最適なものとするEFOは重要視したい。

PCサイトを作らず、モバイルサイトだけを作っても問題は無いか?

今回のテーマは今後増えると予想される、PCサイトを作らずにモバイル版のサイトのみを制作した場合、SEO対策上どのように評価されるかについて、取り上げてみる。

Googleの公式見解としては、モバイルサイトのみの制作であっても、SEOネガティブに作用することは無いということである。

モバイル向けのページであってもPCで充分作用するというように考えられるということがある。但し、モバイルサイトをPCサイトで表示した際に問題なく動作することが前提となる。

この場合、PCからのアクセスに対してモバイルサイトのみを所有している場合、ランキングにマイナス評価を受けないということになる。

逆に、スマホからのアクセスの場合は、モバイル対応していることがモバイルフレンドリーの条件となり、モバイル対応していないサイトはモバイル検索結果にマイナス要因となる。

しかし、PCからのアクセスが必要無いサイトに関してはモバイル版のみの制作でも問題は大きく無いが、今後PCからのサイトが本当に不要か?あるいはPCからのアクセスでも充分に目的が達成できるようなUIを構築出来ているかということは事前に充分確認しておく必要がある。

パーチェスファネルとは

パーチェスファネルは主にマーケティングに使用する1種の考え方である。

パーチェスは日本語で購入を意味し、ファネルは漏斗(漏斗)を意味している。

顧客が購買の入り口から決済までの状態を図式化した形で表現される。

通常、その商品を知るキッカケから最終的な購入に至るまでの顧客の人数は減少する。

顧客の注意、関心、欲求、記憶、行動の流れを上から下に表すとファネル(漏斗)のように見えることからパーチェスファネルと呼ばれる。

ナビゲーショナルクエリとは

検索クエリの一種で、特定のサイトやサービスページなど、目的のWebページにアクセスする意図を持ったクエリのことである。

近年では、検索エンジンをブックマーク代わりとして使用するユーザーも一定数存在する。

そのため、良く訪問するサイトであってもあえてブックマークに登録せずに、毎回検索エンジン経由で検索クエリを入力して訪問するというパターンを持っているユーザー行動もある。

このような際に使用される検索クエリの種類がナビゲーショナルクエリと呼ばれる。

トランザクショナルクエリとは

検索クエリの中の1種で、特定の取引や行動をユーザーが目的としている検索クエリの事である。

3つのタイプがあるクエリの中でも、最も商品の購入や、特定の取引をする意図を示しているクエリで、俗に言う「売れるキーワード」とも言われる。

検索行動全体の中で、トランザクショナルクエリの割合は非常少ないと見られている。

正確なデータは存在しない(そもそもユーザーの本当の検索意図を正しく判定することは不可能なため)が、全体の5%と見られていることが多い。

残りの85%はインフォメーショナルクエリ、10%はナビゲーショナルクエリと感覚値として筆者は考えている。

このトランザクショナルクエリ、売れるキーワードはそのキーワードの性質から、非常に多くの競合他社が存在していて、レッドオーシャン化している状況が見られる。

検索連動型広告であれば相応の予算が必要であり、自然検索結果は大手モールサイトなどが上位を占めているケースが目立つ。

自社の商品がどの種類のクエリを取りに行くかの選定は非常に重要な意味を持つことがわかる。

インフォメーショナルクエリとは

SEOを考える際にクエリには種類があることを知っておく必要がある。この、検索クエリには大きく分類して3種類に大別できる。インフォメーショナルクエリ、ナビゲーショナルクエリ、トランザクショナルクエリである。その中で、最もSEOと相性が良いとされるクエリ(検索キーワード)がインフォメーショナルクエリとなる。

インフォメーショナルクエリとは、ユーザーが情報を求めて検索する際の語句のことを指す。例えば、”結婚式 引き出物 選び方”や”正しい歯磨き 方法”など、情報を集めて理解したいという意図が感じられる。その、ユーザーが探している有益な情報にヒットさせる良いコンテンツをサイト上に設置することで、トラフィックを得ることがSEOとしては王道の施策であり、重要な取り組みにもなっている。

AdWords広告のリンクはSEO対策上有利に働くか?

このテーマで議論となる機会も多いようなので、記載させていただきます。

結論から言うと、AdWords広告のリンクはSEO対策上、有利に働くことは一切無い。

先日、大坂で開催されたInhouse seo meetupに参加させていただき、Google社員の方がそのように断言した。

実際に大手のAdWordsクライアントからそのようなSEOの相談を受けても、全て断っているとも明言していた。

つまり、広告用のリンクは広告用のリンクとしてしか機能せず、SEOに有利に働くリンクとは全くの別で考えるのが正しい理解となる。

インタースティシャル広告とは

スマホでアプリを開いている時に画面のフルサイズで、全面に表示される広告のこと。

現在、このインタースティシャル広告は、画面一杯に広告が表示されることから、スマホ上でユーザビリティを大きく下げる可能性があるとして、モバイルユーザビリティのエラー項目に追加される可能性も浮上してきている。

Google Search Consoleとは

GoogleのWebMasterToolsの正式名称が2015年5月20日にGoogle Search Consoleに名称が変更している。

意図としては、Webマスターにかかわらず、より多くの人に活用してもらいたいという方針から、名称変更に至ったと公式ブログで記載されている。

新機能としてはアプリ版のFetch as Googleやアプリのインデックス状況の把握、検索アナリティクスの追加など機能面でも新たにリリースをしている。