月別アーカイブ: 8月 2015

PCサイトを作らず、モバイルサイトだけを作っても問題は無いか?

今回のテーマは今後増えると予想される、PCサイトを作らずにモバイル版のサイトのみを制作した場合、SEO対策上どのように評価されるかについて、取り上げてみる。

Googleの公式見解としては、モバイルサイトのみの制作であっても、SEOネガティブに作用することは無いということである。

モバイル向けのページであってもPCで充分作用するというように考えられるということがある。但し、モバイルサイトをPCサイトで表示した際に問題なく動作することが前提となる。

この場合、PCからのアクセスに対してモバイルサイトのみを所有している場合、ランキングにマイナス評価を受けないということになる。

逆に、スマホからのアクセスの場合は、モバイル対応していることがモバイルフレンドリーの条件となり、モバイル対応していないサイトはモバイル検索結果にマイナス要因となる。

しかし、PCからのアクセスが必要無いサイトに関してはモバイル版のみの制作でも問題は大きく無いが、今後PCからのサイトが本当に不要か?あるいはPCからのアクセスでも充分に目的が達成できるようなUIを構築出来ているかということは事前に充分確認しておく必要がある。

パーチェスファネルとは

パーチェスファネルは主にマーケティングに使用する1種の考え方である。

パーチェスは日本語で購入を意味し、ファネルは漏斗(漏斗)を意味している。

顧客が購買の入り口から決済までの状態を図式化した形で表現される。

通常、その商品を知るキッカケから最終的な購入に至るまでの顧客の人数は減少する。

顧客の注意、関心、欲求、記憶、行動の流れを上から下に表すとファネル(漏斗)のように見えることからパーチェスファネルと呼ばれる。

ナビゲーショナルクエリとは

検索クエリの一種で、特定のサイトやサービスページなど、目的のWebページにアクセスする意図を持ったクエリのことである。

近年では、検索エンジンをブックマーク代わりとして使用するユーザーも一定数存在する。

そのため、良く訪問するサイトであってもあえてブックマークに登録せずに、毎回検索エンジン経由で検索クエリを入力して訪問するというパターンを持っているユーザー行動もある。

このような際に使用される検索クエリの種類がナビゲーショナルクエリと呼ばれる。

トランザクショナルクエリとは

検索クエリの中の1種で、特定の取引や行動をユーザーが目的としている検索クエリの事である。

3つのタイプがあるクエリの中でも、最も商品の購入や、特定の取引をする意図を示しているクエリで、俗に言う「売れるキーワード」とも言われる。

検索行動全体の中で、トランザクショナルクエリの割合は非常少ないと見られている。

正確なデータは存在しない(そもそもユーザーの本当の検索意図を正しく判定することは不可能なため)が、全体の5%と見られていることが多い。

残りの85%はインフォメーショナルクエリ、10%はナビゲーショナルクエリと感覚値として筆者は考えている。

このトランザクショナルクエリ、売れるキーワードはそのキーワードの性質から、非常に多くの競合他社が存在していて、レッドオーシャン化している状況が見られる。

検索連動型広告であれば相応の予算が必要であり、自然検索結果は大手モールサイトなどが上位を占めているケースが目立つ。

自社の商品がどの種類のクエリを取りに行くかの選定は非常に重要な意味を持つことがわかる。

インフォメーショナルクエリとは

SEOを考える際にクエリには種類があることを知っておく必要がある。この、検索クエリには大きく分類して3種類に大別できる。インフォメーショナルクエリ、ナビゲーショナルクエリ、トランザクショナルクエリである。その中で、最もSEOと相性が良いとされるクエリ(検索キーワード)がインフォメーショナルクエリとなる。

インフォメーショナルクエリとは、ユーザーが情報を求めて検索する際の語句のことを指す。例えば、”結婚式 引き出物 選び方”や”正しい歯磨き 方法”など、情報を集めて理解したいという意図が感じられる。その、ユーザーが探している有益な情報にヒットさせる良いコンテンツをサイト上に設置することで、トラフィックを得ることがSEOとしては王道の施策であり、重要な取り組みにもなっている。

AdWords広告のリンクはSEO対策上有利に働くか?

このテーマで議論となる機会も多いようなので、記載させていただきます。

結論から言うと、AdWords広告のリンクはSEO対策上、有利に働くことは一切無い。

先日、大坂で開催されたInhouse seo meetupに参加させていただき、Google社員の方がそのように断言した。

実際に大手のAdWordsクライアントからそのようなSEOの相談を受けても、全て断っているとも明言していた。

つまり、広告用のリンクは広告用のリンクとしてしか機能せず、SEOに有利に働くリンクとは全くの別で考えるのが正しい理解となる。